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統合医療としてのヨガについて


ヨガには睡眠よりも深いリラクゼーション効果があることが確認されています。
■ ヨガ・セラピーについて
統合医療としてのヨガ
現代のめまぐるしく変化するストレス社会では、多くの人々がストレス関連の疾患に苦しんでいます。例えば、高血圧症や糖尿病や関節リウマチなどの心身相関疾患に苦しむ人々はもちろん、うつ症状やパニック症状や不眠などの精神疾患に悩む人々も急激に増加しています。

こうしたストレス関連疾患に根本的に対処するためには、私たち自身がストレス対処能力を自ら向上させることが大切です。

5000年という歴史の流れの中、インド・ヒマラヤで行じられてきた伝統的ヨガには、厳しい生活環境に身を置くヨガ行者たちが培ったストレス対処技法がたくさん伝承されてきています。

そうした伝統ヨガの技法を一般社会の人々にも実習できるようにアレンジしなおしたものがヨガ・セラピー(ヨガ療法)なのです。

1920年代に、インド・マハラシトラ州ロナワラ市において、ヨガの効用を医学的に究明する『カイヴァルヤダーマ・ヨガ研究所』が創設され、科学的な研究が開始されました。1924年には米国エール大学の医学者と共同研究を行い、研究成果を発表しています。その後、今日に至るまで、ヨガについて医学的な側面から研究を続け、同研究所から世界に向けて健康促進法としてのヨガが広まりました。

現在、インドでは8校の『ヨガと自然療法医科大学』をはじめ、30校を越える大学に『ヨガ学科』が設置されるようになりました。その内の1つ、インド・カルナカタ州・バンガロール市郊外に本部を置く『スワミ・ヴィヴェーカナンダ研究財団』の教育部門は、2002年5月にインド中央政府よりヨガ大学院大学として認定され、修士号、博士号が取得出来るようになりました。また、西洋医も常駐するヨガ療法治療施設・プラシャンティ・クティラム(やすらぎの郷)を持ち、年間1万人を越える心身症患者にヨガ療法を指導しています。

我が国においては、2003年に日本ヨーガ療法学会が設立されました。2009年からは、一般社団法人となり、現在、医師やヨガ教師など約2000人の会員により、ヨガ療法の研究と普及活動が行われています。


■ ストレス社会とヨガの普及
文明の発達とヨガの歴史
古代インダス文明の都市から発掘された遺物から、ヨガはインダス河流域で4500年前には修行されていたと考えられています。その印章の上部に刻印されているインダス文字は未だ解読されていませんが、同じ文字が刻まれた粘土板は中東のメソポタミア地方からも出土していて、両古代文明が栄えた地域間で貿易が行われていたと考えられています。

現代社会においても同じですが、貿易は巨万の富を造り出すかわりに、巨万の損失も生じさせます。当時の、人の世の栄枯盛衰を間近に見ていた人々の中から、貧富・勝ち負けといった人生の二極構造を超越した世界を目指す人々が出てきたとしても不思議ではありません。このようにして一群の人々がヨガ行者となっていったものと考えられます。

● 最古のヨガ教典ウパニシャッド聖典群
インドにおいて最も古いヨガ教典は、ウパニシャッド聖典と呼ばれる聖典群です。これら聖典群は祈りの書である4つのヴェーダ聖典の最後尾(アンタ)に書き加えられていますので、ヴェーダーンタとも呼ばれています。

私たちになじみ深く、仏教の開祖でもある仏陀(ゴータマ・シッダールタ)は、いまから2500年前には誕生していたとされます。一方、ウパニシャッド聖典の中でも古ウパニシャッドと呼ばれている10種類ほどの聖典群は、仏陀の時代よりもはるかに古い4000年も前から伝承されていると言われています。

その中でも有名なカタ・ウパニシャッドの一節を以下にご紹介しましょう。

正しい判断を御者とし、よく制御された意思を手綱とした者は、輪廻の旅の果てにある、万所に遍在する真我たるヴィシュヌ神の至高の境地に達するのだ。・・・神我(プルシャ)より優れるものはない。神我が彼の究極なる目的地である。万生の内に秘れる神我は自らを顕さず、ただ、鋭く精妙なる理智を有する観想者のみによって見い出されるのだ

私たち日本人になじみ深い般若心経の最後の部分にある “パラ・サー・ガーティ(彼の究極なる目的地)” という語句がこのカタ・ウパニシャッドに認められること自体、ヨガが仏教も含めてインド精神文化の源流であることを物語っています。

そして、“正しい判断を御者とし、よく制御された意思を手綱とした者は、彼の究極なる目的地である神我(プルシャ)に至る” と明記されていますが、これは現代風に表現すれば自己制御法についての記述です。

● 世界に広がるストレス・マネージメント法としてのヨガ
現代のストレス社会においても、こうしたストレス・マネージメント法としての自己制御の力を養ってくれるヨガは大いに役立ちましたので、ヨガは世界中の先進国に広まっていきました。

その証拠に、自己制御法としてのヨガが受け入れられ流行する国々は、欧米や日本など先進工業国であり、遅れてストレス社会に突入したBRICs諸国にもヨガが流行する兆しが見て取れます。

ヨガのふるさとインドでも、西暦2000年頃から一般の人々にとって分かりやすいアーサナ(ヨガの体操)が流行るようになってきています。それまでは “ヨガなんて古くさい” と言っていたインドの人々がヨガの体操や呼吸法を実習するようになったのも、インド社会が経済的に急激な発展を遂げたためです。

社会のストレスが高まると “心身症” などの内科疾患や “うつ病” などの精神疾患が増えて蔓延してきます。また、現代社会では、パニック障害や摂食障害、それに各種の人格障害と呼ばれる精神障害に苦しむ人々も出てきています。さらに、テクノストレスや環境問題に起因するアレルギー素因を持った人たちにとっても、非常に生きづらい世の中になりつつあります。

これらに対する非常に有効で予防的な心理療法がヨガの諸技法、つまりヨガ・セラピー(ヨガ療法)なのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
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